【台湾渡航調査】約4人に1人が「想定外の戸惑い」を経験 最多は「通信」と「現金文化」

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台湾渡航者に関するアンケート調査
近年、日本からの旅行先として高い人気を誇る台湾。日本からの距離が近く、親日的な文化やグルメの魅力から、初めての海外旅行先として選ばれるケースも少なくありません。

一方で、実際に渡航してみると「想定していなかった戸惑い」や「事前に知っておきたかったこと」があるのも事実です。

そこで今回、プラスト株式会社との共同調査として、過去10年以内に台湾へ渡航した経験のある全国の20歳~59歳の男女350名を対象に、「台湾渡航者に関するアンケート調査」を実施しました。

本調査では、台湾渡航前の不安感から現地での困りごと、通信手段、さらには人との距離感や価値観まで、実際の体験に基づくリアルな声を明らかにしています。

■ 調査概要

  • 調査名:台湾渡航者に関するアンケート調査
  • 調査手法:インターネットアンケート
  • 調査期間:2026年4月3日~4月10日
  • 調査対象:事前アンケートで「10年以内に台湾に渡航した」と回答した全国の20歳~59歳の男女
  • 有効回答数:350件
質問内容
  • 質問1:台湾渡航前、現地での滞在にどの程度不安を感じていましたか?
  • 質問2:台湾滞在中に、想定していなかった困りごとや戸惑いはありましたか?
  • 質問3:台湾滞在中に困った・戸惑った内容を教えてください。
  • 質問4:台湾渡航時、主にどのような通信手段を利用しましたか?
  • 質問5:台湾渡航を振り返り、「事前に準備しておけばよかった」と感じたものは何ですか?
  • 質問6:台湾渡航中、「人との距離感」や「価値観の違い」で印象に残っていることがあれば教えてください。

※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります。

目次

台湾渡航前の不安は約3割、「不安なし」が約6割と安心感も

台湾渡航前の不安は約3割、「不安なし」が約6割と安心感も

まず、台湾渡航前に現地での滞在にどの程度不安を感じていたかを尋ねたところ、「とても不安だった」は11.4%、「少し不安だった」は23.1%となり、約34.5%が何らかの不安を感じていたことが分かりました。

台湾渡航前の不安
  • とても不安だった:11.4%
  • 少し不安だった:23.1%
  • 不安はなかった:65.4%

一方で、「不安はなかった」は65.4%と過半数を占めており、台湾は比較的心理的ハードルの低い渡航先であることもうかがえます。

地理的な近さや親日的なイメージが、不安の軽減につながっていると考えられます。

約4人に1人が「想定外の戸惑い」を経験

約4人に1人が「想定外の戸惑い」を経験

次に、台湾滞在中に想定していなかった困りごとや戸惑いがあったかを尋ねたところ、「あった」と回答した人は25.7%となり、約4人に1人が予期せぬトラブルや戸惑いを経験していることが明らかになりました。

台湾滞在中の困りごと・戸惑い
  • あった:25.7%
  • なかった:74.3%

一方で「なかった」は74.3%と多数を占めるものの、一定数の人が“事前情報だけではカバーしきれない現地のリアル”に直面していることが分かります。

「通信」と「現金文化」が同率1位 意外な落とし穴に

「通信」と「現金文化」が同率1位 意外な落とし穴に

実際に困った・戸惑った内容として最も多かったのは、「通信環境(WiFi・ネット)が不安定だった」と「現金のみ対応の店舗が多かった」がいずれも41.1%で同率1位となりました。

続いて、「中国語が通じない」「治安やトラブルが不安だった」がそれぞれ31.1%、「交通・移動手段が分かりにくかった」28.9%、「交通系ICカードの使い方が分かりにくかった」27.8%と続いています。

台湾滞在中に困った・戸惑った内容
  • 中国語が通じない:31.1%
  • 通信環境(WiFi・ネット)が不安定だった:41.1%
  • 現金のみ対応の店舗(夜市や屋台)が多かった:41.1%
  • 交通系ICカード(悠遊カード)の使い方が分かりにくかった:27.8%
  • 治安やトラブルが不安だった:31.1%
  • 交通・移動手段が分かりにくかった:28.9%
  • その他:12.2%

台湾は比較的旅行しやすい国とされていますが、通信インフラや決済方法の違いが“想定外の壁”となるケースが多いことがうかがえます。

その他の回答では、

  • 「台風で帰りの便がキャンセルになった」
  • 「トイレの紙が流せなかった」
  • 「水が合わず体調不良になった」

など、より具体的でリアルなトラブルも挙げられました。

通信手段は「レンタルWiFi」が最多、未準備も約2割

通信手段は「レンタルWiFi」が最多、未準備も約2割

台湾渡航時の通信手段については、「レンタルWiFi」が38.3%で最多となりました。
続いて「ホテル・公共WiFiのみ」が21.4%、「現地SIMカード」と「eSIM」がそれぞれ20.0%、「特に準備しなかった」が18.3%となっています。

台湾渡航時の主な通信手段
  • レンタルWiFi:38.3%
  • 現地SIMカード:20.0%
  • eSIM:20.0%
  • ホテル・公共WiFiのみ:21.4%
  • 特に準備しなかった:18.3%

レンタルWiFiの利用率が高い一方で、約2割が通信手段を準備せず渡航している点も特徴的です。

しかし、前述の通り通信環境に関する不満は最も多い結果となっており、事前準備の有無が満足度に大きく影響している可能性が示唆されます。

「注文方法」「決済」「通信」など事前準備の重要性が浮き彫りに

「注文方法」「決済」「通信」など事前準備の重要性が浮き彫りに

台湾渡航を振り返り、「事前に準備しておけばよかった」と感じたものとして最も多かったのは、「屋台・飲食店での注文方法」36.9%でした。

次いで「中国語フレーズ・翻訳アプリ」32.0%、「決済方法(現金・悠遊カードなど)の確認」30.6%、「通信環境(WiFi・SIM・eSIM)」26.6%と続いています。

特に台湾ならではの屋台文化やローカルな飲食店では、日本とは異なる注文スタイルが戸惑いにつながりやすいようです。

事前にもっと準備しておけばよかったもの
  • 通信環境(WiFi・SIM・eSIM):26.6%
  • 決済方法(現金・悠遊カードなど)の確認:30.6%
  • 屋台・飲食店での注文方法:36.9%
  • 治安・安全対策:12.9%
  • 中国語フレーズ・翻訳アプリ:32.0%
  • その他:11.1%

その他の回答では、

  • 「バス路線などの移動方法」
  • 「鉄道の乗り方や乗り換え方」
  • 「土地勘」

など、交通面での事前準備を挙げる声も見られました。

一方で「特にない」という回答も多く、リピーター層や渡航経験者にとってはハードルが低い側面もあると考えられます。

台湾旅行で感じた“人の温かさ” 日本との距離感の違いも明らかに

最後に、台湾渡航中に感じた「人との距離感」や「価値観の違い」について自由回答で尋ねたところ、回答内容は大きくいくつかの傾向に分類できました。

以下は、実際の回答内容に基づく分析です。

親切さ・フレンドリーさへの高評価

最も多く見られたのは、台湾の人々の親切さやフレンドリーな対応に関する声です。

実際の回答例
  • 「現地の人が話しかけてくれ、観光案内までしてくれた」
  • 「困っていたら翻訳アプリを使って教えてくれた」
  • 「日本人だと分かると親切にしてくれた」
  • 「台湾最高。人が優しくて楽しく旅行できる」

現地の人との距離が近く、困っている人に自然と手を差し伸べる文化に好印象を持った人が多く、台湾の“人の温かさ”が旅行満足度の高さにつながっていることがうかがえます。

日本よりも近い「人との距離感」

次に目立ったのが、人との距離感に関する違いです。

実際の回答例
  • 「初対面でもフレンドリーに話しかけてくれる」
  • 「人との距離感が日本より近くて心地よかった」

台湾では初対面でも気さくに話しかける文化があり、日本よりも心理的な距離が近いと感じる人が多いようです。こうした点は、海外旅行でありながら安心感を得られる要因の一つといえるでしょう。

距離の近さに戸惑う声も

一方で、その距離感の近さに戸惑いを感じたという声も一定数見られました。

実際の回答例
  • 「日本人より圧がすごい」
  • 「一方的に話し続ける姿勢にびっくりした」

フレンドリーさの裏返しとして、コミュニケーションの取り方に違和感を覚えるケースもあり、日本との文化的な違いとして受け止められていることが分かります。

「親日的」な印象の強さ

さらに、日本人に対する親しみやすさや好意的な態度を挙げる声も多く見られました。

実際の回答例
  • 「日本人に対して親切な人が多かった」
  • 「日本語で話しかけてくれる人が多かった」
  • 「親日で安心できた」

台湾は親日的な国として知られていますが、実際に現地でその雰囲気を体感したという声が多く、安心して過ごせる要因の一つとなっているようです。

一方で「特に違いを感じなかった」という声も

その一方で、「特にない」「あまり違いを感じなかった」といった回答も一定数見られました。

これは台湾が日本と文化的に近い側面を持つことや、旅行者にとって過ごしやすい環境が整っていることの表れともいえます。

今回の自由回答からは、台湾は「人の温かさ」や「親しみやすさ」が際立つ一方で、日本との距離感やコミュニケーションスタイルの違いも存在していることが明らかになりました。

こうした文化の違いは戸惑いにつながる場合もありますが、同時に旅行の魅力や体験価値を高める要素として、多くの人の印象に残っているようです。

【まとめ】台湾は“行きやすいが、準備で満足度が変わる”渡航先

今回の調査から、台湾は比較的安心感のある渡航先である一方、実際には約4人に1人が想定外の戸惑いを経験していることが明らかになりました。

特に「通信環境」「決済方法」「注文方法」といった実用面での準備が不足していると、現地でのストレスにつながりやすい傾向があります。一方で、人の親切さやフレンドリーな文化は非常に高く評価されており、台湾の魅力として多くの旅行者に強く印象づけられています。

台湾渡航をより快適に楽しむためには、現地特有の文化や環境を理解し、事前にしっかりと準備しておくことが重要といえるでしょう。特に通信手段の確保は、言語や移動、情報収集の面でも大きな支えとなります。

「近くて気軽に行ける海外」である台湾だからこそ、事前準備の有無が旅の満足度を大きく左右する、そんな実態が浮き彫りとなる結果となりました。

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